数字683の意味と解説
この辞典には、2019年のSI基本単位再定義で「不確かさゼロの厳密な定義値」となった物理定数が並ぶ——光速(299792458)、セシウムの遷移周波数(9192631770)、プランク定数(662607015)、電気素量(1602176634)、ボルツマン定数(1380649)、アボガドロ定数(602214076)。683は、残る7つ目の基本単位「カンデラ(光度)」を定義する視感効果度Kcdの値であり、このシリーズを完結させる最後のピースだ。
数学的な性質・豆知識
683は、国際単位系(SI)における光度の単位「カンデラ(cd)」を定義する数字だ。BIPM(国際度量衡局)の公式定義では「周波数540×10¹²Hz(波長にしておよそ555nm、人間の目が最も明るく感じる緑〜黄緑色の光)の単色放射の視感効果度Kcdを、lm/W(ルーメン毎ワット)という単位で表したときに683とする」ことでカンデラが定義されている。この683という値は2019年に新しく決められたものではなく、1979年の第16回国際度量衡総会(CGPM)で採択されて以来ずっと使われてきた実験的な定義値(1/683 W/sr)をそのまま引き継いだもので、2019年5月20日の発効をもって「近似値」から「不確かさゼロの厳密な定義値」へと格上げされた。この辞典には光速(299792458)、セシウム原子の遷移周波数(9192631770)、プランク定数(662607015)、電気素量(1602176634)、ボルツマン定数(1380649)、アボガドロ定数(602214076)という、同じく2019年前後にSI基本単位を支えることになった定義定数が並んでいるが、683はそのうち残されていた「カンデラ」のピースであり、これでSIの7つの基本単位すべての定義定数がこの辞典に揃ったことになる。カンデラの語源はラテン語で「ろうそく」を意味し、一般的なろうそく1本の光度はおよそ1カンデラに相当するとされている。
縁起・風水・吉凶
伝統的な吉凶の対象ではなく、国際単位系(SI)における光度の基準として、世界中の計量標準を支えている数字です。
683(Kcd=683 lm/W)は、2018年の第26回国際度量衡総会(CGPM)決議で採択され、2019年5月20日に発効した、カンデラの厳密な定義値です。周波数540×10¹²Hz(波長約555nm、緑〜黄緑色の光)の単色放射を基準としており、この光を放射強度1W/srで放つ光源の光度がちょうど683カンデラになります。「カンデラ」の語源であるろうそく1本の光度は、およそ1カンデラに相当するとされています。
よくある質問
Q. 683という数字はSI単位系で何を意味するのですか?
A. 国際単位系(SI)の光度の単位「カンデラ(cd)」の定義に使われる定数です。BIPM(国際度量衡局)の公式定義では、「周波数540×10¹²Hzの単色放射の視感効果度Kcdを、単位lm/W(ルーメン毎ワット)で表したときに683とする」ことでカンデラが定義されています。この辞典にある光速(299792458)やプランク定数(662607015)などと同じく、2019年5月20日から不確かさゼロの厳密な定義値として使われています。
Q. なぜ683という半端な数字が選ばれたのですか?
A. 新しく決められた値ではなく、1979年の第16回国際度量衡総会(CGPM)で採択された、それ以前からの実験的な定義(1/683ワット毎ステラジアン)をそのまま引き継いだためです。2019年の再定義は、この長年使われてきた683という値を「近似値」から「誤差のない厳密な定義値」へと格上げしただけであり、過去の測定結果との連続性を保つよう意図的に選ばれた数字だといえます。
出典・参考
公開日: 2026-08-13