数字112の意味と解説
旅行先で事件や事故に巻き込まれたとき、その国の緊急番号を知らなくても大丈夫——欧州連合(EU)はそんな安心を目指して、1991年に加盟国共通の緊急通報番号「112」を定めた。日本の110番(警察)・119番(消防・救急)のように用途別に番号が分かれているのではなく、112はどの国のどの携帯電話からかけても、警察・消防・救急のいずれにもつながる単一番号として設計されている。
数学的な性質・豆知識
112は2⁴×7という素因数分解を持つ合成数だが、数の性質より何よりも、欧州発の国際的な緊急通報番号として知られている。1991年7月29日、欧州共同体(現・EU)の理事会決定(91/396/EEC)により加盟国共通の番号として定められ、その後の指令で法的基盤が強化された。この辞典にある110(日本の警察)・119(日本の消防・救急)が用途別に番号を分けているのに対し、112は警察・消防・救急のすべてに1つの番号でつながる設計だ。GSM方式の技術仕様上はSIMカードが無い端末からも発信できるとされるが、イギリスのようにいたずら通報対策として規制当局がこの機能を意図的に無効化している国もあり、運用は各国の判断に委ねられている。インドは2019年に112を全国統一緊急番号として導入するなど、欧州にとどまらない広がりを見せている。
縁起・風水・吉凶
伝統的な吉凶の対象ではなく、欧州を中心に世界へ広がる緊急通報番号として知られる数字です。
112は1991年にEUが加盟国共通の緊急通報番号として定めた数字です。この辞典にある110(日本の警察)・119(日本の消防・救急)が用途別に番号を分けているのに対し、112・911(アメリカ)はワンストップで対応する設計思想を持ちます。112はさらに国境を越えて使える点が特徴で、インドなど欧州以外の国にも採用が広がっています。
よくある質問
Q. 112はいつ、どのように導入された番号ですか?
A. 1991年7月29日、欧州共同体(現・EU)の理事会決定(91/396/EEC)により、加盟国の公衆電話網に共通の緊急通報番号として112を導入することが定められました。その後2002年の「ユニバーサルサービス指令」などを経て法的基盤が強化され、現在ではEU加盟国に加え、GSM方式の携帯電話網が普及した多くの国・地域で警察・消防・救急に一括してつながる番号として機能しています。インドも2019年に112を全国統一緊急番号として導入しました。
Q. 112はSIMカードが入っていない携帯電話からでもかけられるのですか?
A. GSM方式の通信規格上は、SIMカードが無い端末や契約していないキャリアの電波からでも112に発信できるよう仕様が定められています。ただしこの挙動は国や規制当局の判断で変わることがあり、例えばイギリスでは、いたずら電話や発信者特定ができない通報を防ぐため、Ofcom(英国情報通信庁)の方針でSIMなしの緊急通報を意図的にブロックしています。「規格上は可能」と「実際にどの国でも必ず使える」は必ずしも一致しない点に注意が必要です。
出典・参考
公開日: 2026-08-09