数字1099511627776の意味と解説
2007年1月、日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は「業界初の1TBハードディスク」の登場を発表した。製品名は「Deskstar 7K1000」。ハードディスクの歴史50年で初めて、1台のドライブが1兆バイトの壁を超えた瞬間だった。だがここでいう「1TB」は10進数で1兆(1,000,000,000,000)バイトを指すマーケティング上の表記であり、2進数で2を40回掛け合わせると1,099,511,627,776バイト——正式には「1TiB(テビバイト)」と呼ばれる、約9.95%大きい値になる。
数学的な性質・豆知識
1099511627776は2を40回掛け合わせた2⁴⁰で、13桁に達する。2007年1月、日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は「業界初の1TBハードディスク」としてDeskstar 7K1000シリーズを発表した。ハードディスクの歴史50年で初めて1台のドライブが1兆バイトの壁を超えた瞬間で、Serial ATAモデルは同年3月にDell・Alienwareのゲーミングデスクトップへの搭載という形でまず市場に登場し、その後一般小売にも広がった。約半年後の2007年6月、シーゲイトも1TBの「Barracuda 7200.11」を発表したが、これを報じた海外メディアも市場投入の遅れを認める表現を使っており、日立が「世界初」を名乗ることに大きな異論は見当たらない。もっとも、この「1TB」は10進数で1兆(1,000,000,000,000)バイトを指すマーケティング上の表記であり、2進数で厳密に計算した2⁴⁰=1,099,511,627,776バイトとは約9.95%の差がある。後者は1998年にIEC(国際電気標準会議)が定めた接頭辞に従い、正式には「1TiB(テビバイト)」と呼ばれる(この辞典の1073741824=2³⁰=1GiBのエントリーで詳しく解説した「GB/GiB」問題のテラバイト版にあたる)。実際、10進数で「1TB」と表記されたハードディスクをWindowsなどのOS上で見ると、1,000,000,000,000バイトを1024³(1GiB)で割った約931GB(実際はGiB)という目減りした数字で表示される。この辞典にある1073741824(2³⁰、1GiB)・1048576(2²⁰、1MiB)・4294967296(2³²)と並ぶ2の累乗シリーズの中で、1099511627776(2⁴⁰)は現時点で最大の数字である。
縁起・風水・吉凶
伝統的な吉凶の対象ではなく、2⁴⁰(2の40乗)という、コンピュータの容量単位「テラバイト」の基準値のひとつとして知られる数字です。
1099511627776(2⁴⁰)は、正式には「1TiB(テビバイト)」と呼ばれる2進数の単位で、2007年1月に日立グローバルストレージテクノロジーズが「業界初の1TBハードディスク」として発表した『Deskstar 7K1000』の登場をきっかけに広く知られるようになりました。この辞典にある1073741824(2³⁰、1GiB)・1048576(2²⁰、1MiB)・4294967296(2³²)と並ぶ、2の累乗が生んだコンピュータの容量単位シリーズのひとつで、この辞典に登録された2の累乗の中では現時点で最大です。
よくある質問
Q. 世界初の1TB(1テラバイト)ハードディスクは、どこのメーカーが発表したのですか?
A. 2007年1月、日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)が、米ラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)にあわせて「業界初の1TBハードディスク」を発表しました。製品名は「Deskstar 7K1000」(パソコン向け)と「CinemaStar 7K1000」(デジタルレコーダー向け)で、1月5日付の同社プレスリリースは英語で「industry's first terabyte (TB) hard drive」と明記しています。Serial ATAモデルは2007年第1四半期の出荷が予告され、実際には同年3月、米Dell・Alienwareのゲーミングデスクトップに搭載される形でまず市場に登場し、その後一般小売にも展開されました。約半年後の2007年6月26日、シーゲイト(Seagate)も1TBの「Barracuda 7200.11」を発表しましたが、これを報じた海外メディア(TechCrunch)も「遅ればせながら(albeit late)」と表現するほどで、日立が「世界初」を名乗ることへの大きな異論は見当たりませんでした。
Q. 「1TB」と2⁴⁰バイトの「1TiB」は何が違うのですか?
A. ハードディスクの「1TB(テラバイト)」は通常、10進数のSI接頭辞に従って1兆(10¹²=1,000,000,000,000)バイトを指すマーケティング上の単位です。一方、2進数で2を40回掛け合わせた2⁴⁰は1,099,511,627,776バイトとなり、10進数の1TBよりも約9.95%大きい値になります。この2進数の値は、この辞典の1073741824(2³⁰、1GiB)エントリーで解説した1998年のIEC(国際電気標準会議)の接頭辞制定にならい、正式には「1TiB(テビバイト)」と呼ばれます。実際、10進数で「1TB」と表記されたハードディスクをWindowsなどのOS上で見ると、1,000,000,000,000バイトを1024³(1GiB)で割った約931GB(実際はGiB)という、少し目減りした数字で表示されることになります。
出典・参考
公開日: 2026-08-16