数字370の意味と解説

370はコンピュータ史においても特別な数字。IBM社が1970年6月30日に発表したメインフレーム「System/370」は、前世代System/360の後継機として業界標準を築いた一方、発表当初は当時最先端とされた仮想記憶(バーチャルメモリ)機能を搭載しておらず、「時代遅れの設計」として物議を醸した。

数学的な性質・豆知識

偶数合成数370 = 2 × 5 × 373桁のアームストロング数(ナルシシスト数)3³+7³+0³ = 370

3桁のアームストロング数は世界に4つしかない:153(1³+5³+3³)、370(3³+7³+0³)、371(3³+7³+1³)、407(4³+0³+7³)。アームストロング数は4桁(1634・8208・9474)以上にも存在するが、その数は非常に少ない。すべてのアームストロング数は有限個しか存在せず、全部で88個と証明されている。

縁起・風水・吉凶

「自分自身の中に自分がいる」——各桁の立方の和が自分自身に戻るアームストロング数(ナルシシスト数)の代表格。数字の世界の「自己完結した鏡」。

西洋

ナルシシスト数(Narcissistic number)またはアームストロング数と呼ばれる。3桁のアームストロング数は153・370・371・407の4つのみ。370=3³+7³+0³=27+343+0=370。この「自分に戻ってくる」自己参照的な性質は、瞑想や内省の象徴として語られることもある。

よくある質問

Q. System/370はいつ仮想記憶に対応したのですか?

A. 発表から2年後の1972年8月2日、IBMは「System/370 Advanced Function」を発表し、新モデル158・168にアドレス変換機構(DAT)を標準搭載しました。既存モデルの多く(155・165を除く)にも仮想記憶対応の改修が提供され、DOS/VS・OS/VS1・OS/VS2(SVSおよびMVS)・VM/370という新しい仮想記憶対応OS群が同時に発表されました。

Q. なぜSystem/370は発表当初「物議を醸した」のですか?

A. 1970年当時、仮想記憶はコンピュータアーキテクチャの最重要トレンドと見なされており、業界関係者はIBMの次世代機に仮想記憶機能を期待していました。しかし発表されたSystem/370にはその機能がなく、「時代に取り残された設計」として批判の的になりました。この経緯は、当時最先端技術の実装がいかに困難だったかを物語っています。

出典・参考

公開日: 2026-05-17